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● 時をかける少女
   監 督 :谷口正晃
   出 演 :仲里依紗、中尾明慶、安田成美、勝村政信、
   ジャンル:ファンタジー
   2010年 日本




注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 
 あかり(仲里依紗)は事故にあった母(安田成美)に変わって「深町」にあうため、過去にタイムリープするが時間を間違えてしまいます。
 そして、偶然諒太(中尾明慶)の頭上に落下してしまいますが、SF映画ファンの諒太は未来から来たというあかりの話をうけいれ一緒に「深町」探しをしてくれるのです。
 だが、諒太の田舎の父が倒れたとの連絡で急遽夜行バスで田舎にもどることになります。
 そのバスが事故で全員死亡する事を知っていたあかりは諒太を止めようとするが深町に「過去を変えてはいけない」と止められ記憶を消されてしまいますが、涼太があかりに渡した最後の音が入ってないフィルムをわざと見逃してしまうのです。
 本来の時間に戻ったあかりは本当はあかりの父であり諒太と共にSF映画を作っていたゴテツから8mmの映写機を借り、友達と共に音が無い退屈なだけの映画を再生するのですが何故かあかりの頬には、自分でも意味の分からない涙が流れていたのです。

 
【感想】
 何度も映画化されてますが、大林監督でのが最初だと思います。原作は小松左京氏の小説(日本以外全部沈没なんてのもあったっけ? あれは筒井氏?)。これはその続きということになるんでしょうか。
 私は知らないのですが日本のSF小説って海外では問題にされていないのでしょうか。



若い「仲里依紗」!

 それとは別に主役と準主役はこの映画の後で結婚したようですが、末永くお幸せに!

 結局時間旅行物の縛り=過去を変えることは出来ないって事からは抜け出せないままなのが何ともハガユイです。
 これを何とかしなくっちゃSFの未来はないように思っているのは私だけ?





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